結果はする前から決まっている。
空(くう)に放たれたボールがきれいな放物線を描いて
リングに当たらずに
真ん中を自由落下した。
先日のバスケットのプレーの中の一つのプレー。
ゲーム中だと時間経過の中にある一つのシュートだったけれど、何回かに一回、不思議な感覚を覚えることがある。
そのシュートの前。
まだパスを受ける前から、そのシュートは入る気がしていた。
パッサーからのボールを受ける「入(いり)の姿勢」から、パスのスピードから、キャッチの場所から、何から何まで、自分にとって非常に理想的な流れ。
結果はする前から決まっている。
このシュートは入るべくして入った。
ミクロな視点でも
マクロな視点でも
基本的には結果はその舞台が始まる前には決していて、その舞台ではいかに普段と同じポテンシャルを発揮するかだけに集中することがとても大切だと思う。
「結果」とは、バスケットボールの試合でいうと、勝ちと負け。
試合の舞台の瞬間だけ、「勝ちたい」などと思っても、すでに遅くて。
なぜならば、パスを受ける前から結果がわかっているように、試合をする前から結果はわかっているから。
如何にして自分の能力を最大限働きするかという視点を持っていないと、試合の流れに飲み込まれたり、集中できなかったり。
するべきこと、できることが、できなかったり。
次の試合の結果は、今日の練習の取り組み方で、決まっている。